商品情報について
メーカーでは新商品を量販店に売り込む時、
バイヤーにしっかりと商品を説明します。
時には自社に呼んで開発担当者なども同席で
開発の背景と市場予測なども説明しているでしょう。
その努力が実り、商品が新規導入になったら、
各店舗にも、力を入れて説明した内容が伝わっていると思ってしまいます。
しかし、店舗への商品情報は2行程度の説明文しか送られません。
しかもグロサリー部門で数名いるバイヤーがそれぞれ数十品の商品情報を
店舗に1名しかいないグロサリー責任者めがけて送りますので、
店舗では通達を「一応、見た」という程度で商品の入れ替えをします。
店舗では、あまり商品内容を把握できていない事が多く有ります。
よって、見落としてしまう商品があったり、勘違いして別の棚に置いたりする例があります。
新商品は、ほとんどの場合本部から送り込みがあるでの見落とさないと思いますが・・・
(或るチェーンは送り込みが多くて売場に出ない商品が倉庫に滞留しています)
なお、あるチェーンでは、自分が担当する売場の商品は食べてみるようにと、
指導していました。
時間の経過と共に売場の方々の商品理解度は上がっていきますが、
パッケージに書かれた内容以上の事は伝わりません。
そのため、店にとって良い商品は「売れる商品」なのです。